研磨石
いくつかの研磨した石247
研磨面.
未研磨の背面.
愛媛県四国中央市金砂町小川山 佐々連鉱山の磁鉄鉱石榴石石英片岩を一面研磨しました.半年以上前に研磨して写真だけ撮っておいていたのですが,仕上げに時間がかかってしまいました.
(研磨)前述のとおり,半年以上前に研磨したのですが,仕上げに時間がかかりました.仕上げははじめ青砥で磨っていましたが,黄色の砥石に替えました.
(以下,顕微鏡下での観察です)
さらっと掲載しました.
石榴石の多い部分の拡大です.未研磨の時は粒の形状まではっきりとしませんでしたが,研磨して拡大してようやく粒が確認できました.赤褐色―赤橙色の脈の上の方で光って見える鋼灰色部は磁鉄鉱です.
磁鉄鉱の多い部分の拡大です.白っぽく反射して見える鋼灰色部が磁鉄鉱です.緑色部は緑簾石でした.黒色―緑黒色部は角閃石類.赤橙色部は石榴石.
褶曲してレンズ状になった部分の拡大です.暗灰白色の石英が石榴石以外の大部分を占めていて,少量の磁鉄鉱と角閃石からなってるようでした.中央の石榴石の集合は中央に磁鉄鉱の細かい粒が濃集しています.
赤鉄鉱の入っている部分の拡大です.中央右手に磁鉄鉱とは異なる黒色の鉱物があって,葉片状になっていました.その葉片状になって集合している部分を目の細かいサンドペーパーで擦って条痕を見たところ,弁柄色でした.周囲の緑色部は緑簾石.赤橙色部は石榴石.鋼灰色の粒状は磁鉄鉱.
最後の2枚は肉眼では判別できませんでした.緑泥石の様な鉱物と単斜輝石?と思わせる鉱物が入っていましたが,はっきりとわかりませんでした.