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鉱物の顕微鏡写真68 ―藍銅鉱―

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鉱物の顕微鏡写真68 

―藍銅鉱―

 

 

 

産地:兵庫県養父市大屋町明延 明延鉱山(非売品)

 

Azurite  藍銅鉱

(組成):Cu3[OH|CO3] 単斜晶系

(色):淡青色・青色・濃青色(肉眼で殆ど真っ黒に見えるものまであり)・帯緑青色ガラス光沢~金剛光沢.

(晶癖):板状結晶・針状結晶・楔形結晶など.

(形態):単晶・皮膜状・放射状・ぶどう状などの集合になる.

(モース硬度):3.5~4

(比重):3.77(3.8とある文献もある)

(劈開) :{011}一方向に完全.{100}一方向に良好,{110}に不明瞭.

(条痕):明青色.

塩酸・硫酸・硝酸・アンモニア・濃重曹で溶解.熱湯で分解.

 

 

 標本整理をしていたところ感じのいい藍銅鉱が出てきましたので顕微鏡下で観察していました.ついでに写真に撮りました.銅を含む鉱脈鉱床の酸化帯などに比較的普通に産する二次鉱物です.当初は海外産で始めの写真のところに持って来ようと思っていました.海外産の標本は非常にたくさんの形態があり,拙ブログでは紹介しきれないと踏みました.今回は国産の標本から選りました.

 

 標本の産地の明延鉱山は超有名な鉱山ですが,標本を得た場所は何とも言いようが無い,川原の中の鉱脈露頭の酸化帯です.鉱山内の鉱脈の一つと思われる脈で,大水が出たら無くなってしまいそうな小さな露頭よりサンプリングしました.サンプリングは9年くらい前のことで,数年前の台風で出た大水の後,護岸工事をやっていたのもあり,現在も露頭が存在するかは確認していません.

 小さな露頭でしたが,鉱物種のバラエティーに富んでいました.母岩は凝灰岩が変質し緑色岩化したボロボロの石で,この母岩を多少鉄分で黄ばんだ石英脈で切っていました.石英脈を中心にして両盤が二次鉱物で覆われていました.ちょっと観察した限りでは,自然銅・赤銅鉱・二酸化マンガンの鉱物・孔雀石・水亜鉛銅鉱・水亜鉛土・石膏・白鉛鉱(硫酸鉛鉱かも?)・ブロシャン銅鉱・異極鉱などが観察でき,初成鉱物は黄銅鉱・斑銅鉱・閃亜鉛鉱・方鉛鉱・磁鉄鉱・鉄重石などがみられました.

 

(以下,顕微鏡下での観察です)

 

中央の灰緑色部は緑泥石系の鉱物.

 

 

 

 

 

 

単晶の見られる空隙の拡大です.緑色は孔雀石.

 

 

こちらは別の部分に付いていた単晶の見られる空隙の拡大.

 

 

母岩の割れ目に,ビッシリ付いた結晶の拡大です.茶褐色の部分はアロフェンなどの非晶質物質と思っていましたが,上の写真の部位に隣接する空隙を観察したところ菱鉄鉱でした.

 

結晶が集まった部分の拡大です.結晶がうまく写ってくれると期待しましたが,うまく写りませんでした.

 

 

 

 

(そのほかの産地の写真です)

 もともとあまり二次鉱物が好きでないので,藍銅鉱の標本は限られています.以前に少し紹介したものも再度,撮影しました.

 

産地:大阪府箕面市上止々呂美梅谷 川浦鉱山(非売品)

 超丹波帯の緑色岩と流紋岩質溶結凝灰岩が貫入したところにある鉱脈鉱床です.随分古くから採鉱されていた現場です.南西方にある鉢伏山の尾根付近に,坑道が陥没したような凹地が諸所に見られました.上の標本は数年前にハイキングで訪れたときに鉱山の横に流れる沢で一つサンプリングしたものです.表面に緑が吹いていたので,気になって表面を欠いたところ藍銅鉱が出てきました.

 

産地:島根県邑智郡美郷町吾郷竹 銅ヶ丸鉱山(非売品).

 この標本は購入品です.一目見たときに,一面に目の覚めるような濃色の藍銅鉱が付いていましたので,衝動買いしました.標本は長柱状の結晶が箒状に集合した藍銅鉱で,俄かに緑色がかった水色で微細な針状の炭酸青針銅鉱を伴っていました.

 

 

 

 

 


いくつかの研磨した石174

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いくつかの研磨した石174

 兵庫県宝塚市切畑 ぼうさん川(僧川)の泥質ホルンフェルスを一面研磨しました.この標本は数年前に新名神高速が工事の時にぼうさん川付近を通った時にサンプリングしました.河川の付け替えか何かの工事がされていて,川原の横に扁平な石が山積みされていました.川原は普段見ないような新鮮な岩石が出ていて,緑簾石を含む凝灰岩や細かい水晶の晶洞を伴う流紋岩質岩などが見られました.黒色の石は主に礫やほかの岩片を含む模様に富んだ泥質岩で,ごく少量の片状に割れる泥質岩がありました.上の石は後者で,細かい雲母様の鉱物を含んでいました.この岩石は当地と切畑から武田尾の駅の方へ行ったところにある三叉路の橋付近の川原にもありました.ぼうさん川を通った時は18時頃で工事は終わっていました.陽が傾いていましたが,一通りカメラに収めて,次回にしました.約2週間後通ってみると川は護岸工事も終わり,風景は一変していました.川底に見えていた黒い石もなく,確認がてら帰りました.

 仮ラベルを付けてからしばらく箱に入れて放っておいていたのですが,最近になって整理していると出てきました.

標本の表面です.研磨面はこの面の裏側です.

 

 表面をルーペで観察していると雲母のように見えていたのは桜石(ピニ雲母)でした.薭田野の桜石(ピニ雲母)のようなキレイなものではなく,いびつでサクラのように見える部分も少しはありました.いくつか標本に取り,割り端となった上の石の裏側を一面研磨にしました.

 

(研磨)青砥と呼べそうな質の泥質岩でしたので,荒砥で一気に磨りあげました.下の方から枡形の水酸化鉄の染みが浮き出てきました.もともと黄鉄鉱が入っていたのでしょう.仕上げは#2000のペーパーで軽く磨ったあと,研磨チャートで光沢を出しました.

 

(以下,顕微鏡下での拡大写真です)

 

 

ちょっと桜石かな~と思わせる部分の拡大です.黄色部は雲母.

 

こちらは桝石の拡大です.黄鉄鉱が残っているものはありませんでした.

 

ほかの部分についているピニ雲母です.結晶の側面に当たったらしく柱状になっていました.

 

 

柱面方向から当たったようです.黄色部は雲母.

 

こちらも同様に柱面側から磨ったので柱状に磨れてしまいました.写真の下の方が長方形の断面になっていて,もしかしたらこのピニ雲母はもとは紅柱石だったのかもしれない.

 

 

 

 

 

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さて

 

 今日,店からの帰りにいつも通り田んぼのあぜ道を通って帰りました.

 

 ふと南西の空を見上げると,ハロウィンらしい月が出ていたので,

 

 撮ってみました.

 

2019年10月31日18時30分ごろ.南西の空.

 

 

 

鉱物の顕微鏡写真69 ―磁鉄鉱―

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鉱物の顕微鏡写真69 

―磁鉄鉱―

産地:長野県南佐久郡南相木村上栗生 栗生鉱山(非売品).顕微鏡下での拡大写真.

 

 

Magnetite  磁鉄鉱

[組成] FeFe2O4   

[結晶系]  立方晶系.

自形は直方二十四面体・正八面体.稀に立方体.

[色] 黒色・灰黒色・鉄黒色金属光沢.

[モース硬度] 5.5~6.5

[比重] 5.20

[劈開] 無し.

[条痕] 黒色.

ほか 強磁性.

[産状] 各種の火成岩・堆積岩・変成岩・交代岩中に産する.

 

 藍銅鉱の次は磁鉄鉱にしました.古来より鉄資源として広く利用されていた鉱物です.質を問わなければどこにでも産する鉱物で,今まで筆者が現場で見た産状はスカルン中の磁鉄鉱(岡山県三原鉱山)・花崗岩中の磁鉄鉱鉱脈(福井県木の芽鉄山)・鉄マンガン鉱床(高知県穴内鉱山)・緑泥石片岩(長崎県鳥加)・蛇紋岩中(京都府中茶屋・赤石ヶ岳・兵庫県夏梅鉱山など)・鉱脈鉱床(鳥取県第一糸白見鉱山)・漂砂鉱床(鳥取県皆生浜)・変成マンガン鉱床(長野県浜横川鉱山)・花崗岩質ペグマタイト(滋賀県花園)など挙げたらきりがない.今回も始めの写真を国産品にしました.磁鉄鉱も普通の鉱物で海外産のものも含めたら,いつになっても決定できない恐れがあるためでした.上の標本の磁鉄鉱は知人よりお土産で頂戴した標本です.写真を撮るにはちょうどの大きさでしたので,選びました.

 

もとの標本です.はじめの写真はこれの一部を切り取って撮影しました.結晶の表面に水酸化鉄の錆びがビッシリ付いていて,これを取って掃除するのに苦労しました.

 

この写真も二枚目の写真の一部を拡大しました.八面体を基調とする結晶がたくさんついています.

 

 

 

以下はその他の産地の例です.

産地:広島県府中市荒谷町 瀬戸鉱山(非売品).16年くらい前に訪問してサンプリングした標本です.付近は頁岩などの堆積岩だった覚えがあり,堆積岩中の鉱脈鉱床のようです.ほぼ磁鉄鉱からなる塊状です.当地の標本はこの石のほか,磁鉄鉱中にレンズ状をなす方鉛鉱が残っています.

 

産地:福井県南条郡今庄町二ツ屋 木の芽鉄山.随分前に訪問してサンプリングした標本です.旧北陸街道沿いにある鉄山で,堆積岩中の接触交代鉱床と鉄マンガン鉱床・花崗岩中の鉱脈鉱床があるらしいのですが,上の標本の現場は花崗岩中でした.写真の黄色っぽい部分は花崗岩が風化した粘土鉱物のようです.写真は顕微鏡下で随分拡大しています.

 

産地:福島県南会津郡南会津町伊南大原 大原鉱山(非売品).鉱脈で入っているのが観察できる良い標本でしたので,取り上げました.黒色の部分が磁鉄鉱で,白色は石英・緑色は珪孔雀石です.5年くらい前に知人にお土産として頂戴した標本です.裏面に孔雀石がビッシリとついています.

 

産地:岐阜県恵那市飯地町 杉の沢鉱山(L社で購入.非売品).花崗岩中の磁鉄鉱鉱床と詳細を伺いましたが,谷を一旦下ってまた登り返さないといけないとかで,訪問できていません.ちょっとかわった磁鉄鉱の結晶が集合していました.

 

産地:岩手県遠野市宮守 雲上鉱山(随分前の新宿ショーで購入.非売品).ここも花崗岩中の鉱床とのこと.黄色っぽくなっているのは割れ目に染みた水酸化鉄.割れ目の水酸化鉄以外は全て磁鉄鉱で構成されています.

 

 

産地:青森県三戸郡階上町登切 登切鉱山(非売品).産地が珍しいので取り上げました.黒色部が磁鉄鉱です.黄銅色は黄銅鉱.褐色部は灰鉄石榴石です.スカルン中からの産出です.

 

産地:岡山県井原市芳井町東三原 三原鉱山(非売品).スカルンおよび高温スカルンを伴う鉱脈鉱床より.8年くらい前に訪問した時に,下の坑口の周りでサンプリングしました.茶黒く錆びた磁鉄鉱が下のズリに大量にあり,その中の大きそうな石を探してサンプリングした標本です.黒色部が磁鉄鉱で,ほかに灰緑色の石榴石や白色の方解石などを伴っています.夜中に短波紫外線灯で遊んでいた時に,偶然この石に照射したところ俄かに黄色味を帯びた青白色に蛍光しました.灰重石が入っていました.黄色味が強いのでモリブデンを含むのかもしれません.

 

産地:岡山県高梁市備中町領家一の谷 山宝鉱山(非売品).布賀の巡検の時にサンプリングした標本です.この時もう少し見て置いたらと思いましたが,方解石に伴うホタル石と,石榴石中に埋もれるへスティング閃石と,この標本の3つしかサンプリングしませんでした.磁鉄鉱は開始早々この石を見つけた.写真の面は一面に磁鉄鉱の結晶です.裏面は灰鉄石榴石や角閃石類が付いていました.

 

産地:山口県美祢市美東町大田 花の山鉱山(非売品).磁鉄鉱の緻密な塊を探していた時に見つけて購入した標本です.ほぼ磁鉄鉱からなっています.裏面に一面孔雀石が付いていました.黄色っぽく見える部分は石榴石です.

 

産地:福島県いわき市三和町下永井 剣ヶ峰鉱山(L社で購入.非売品).正マグマ性鉱床の磁鉄鉱です.黒色部は磁鉄鉱.白色や黄色っぽく見える部分は蛇紋石系の鉱物です.

 

産地:福島県いわき市遠野町清道 福石鉱山(購入品.非売品).マンガン鉱床からの磁鉄鉱ということで購入しました.元のラベルには含マンガン磁鉄鉱とありました.肉眼が含マンガンと非マンガンなのかの区別がつかないので,自分の標本ラベルは磁鉄鉱としました.赤色は赤鉄鉱の混入と思われます.

 

産地:山口県下関市菊川町中山渓 大了寺鉱山(購入品・非売品).どこかで購入したものです.赤色チャート中に黒色の磁鉄鉱を伴っている標本です.元ラベルに含マンガン磁鉄鉱とありました.

 

産地:奈良県吉野郡川上村中奥(購入品・非売品).秩父帯の堆積岩中の磁鉄鉱とのことです.塊状の磁鉄鉱です.

 

産地:千葉県銚子市犬吠埼(非売品).砂鉄です.一部に八面体であろうと思われる三角形の破面が観察できます.

 

産地:山梨県上野原市四方津町千足谷.(非売品).元ラベルに砂鉄岩とありました.表面を顕微鏡で観察したところ確かに多くの磁鉄鉱が入っていました.

 

産地:愛媛県四国中央市金砂町小川山 佐々連鉱山(非売品).10年くらい前に訪問した時にサンプリングした標本です.磁鉄鉱の標本としてではなく,岩石標本にしている石の拡大写真です.三波川結晶片岩類に胚胎する含銅硫化鉄鉱床の脈石として入っている磁鉄鉱です.写真の磁鉄鉱の母岩は単斜輝石石榴石角閃片岩という長ったらしい名前のラベルを付けています.この付近の石榴石と云えば,暗緑色の角閃片岩中に赤褐色の粒状の鉄礬石榴石を想像しますが,単斜輝石石榴石角閃片岩は赤褐色の塊状の石榴石で,石榴石中に磁鉄鉱のレンズが入った,感じの変わった岩石です.写真は磁鉄鉱の結晶がみられるやや粗い部分を顕微鏡下で撮影しました.

 

 

 

 

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 また,11月4日(月)は祝日ですが,営業しています.

 

 

 

 

 

 

鉱物の顕微鏡写真70 ―ランタン弘三石―

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鉱物の顕微鏡写真70 

―ランタン弘三石―

産地:佐賀県唐津市肥前町満越 いろは島展望台付近.(非売品)

 

Kozoite-La  ランタン弘三石

[組成] (La,Nd)[OH|CO3]  直方晶系

[色] 白色・黄色.自然光下では淡桃色,蛍光灯下では緑白色.

[光沢] ガラス光沢.

[比重] 4.16

[条痕] 白色.

酸で可溶.

 

  先日,学生時代にサンプリングした石が出てきました.佐賀県のいろは島展望台の付近で,アルカリ玄武岩を観察しに行ったときにサンプリングした石でした.非常に堅い玄武岩で当然,ハンマー傷だらけでした.上の写真の石も裏側はハンマー傷だらけです.写真はそのうちの一つで,包み紙に「光らない玉滴石」と書いていました.改めて見てみると光らない玉滴石はランタン弘三石でした.当時,この付近の鉱物で肉眼で判別できる鉱物は玉滴石とネオジムランタン石,木村石くらいでした.短波紫外線で蛍光する玉滴がすぐ近くについていたので,サンプリングしたのだと思います.思った以上にたくさんついていましたので,これを洗浄して標本にした際,顕微鏡下で撮影しました.

 いつもはじめの写真は海外産で占めていましたが,今回は国産です.海外にもあるのか,少し資料を漁ってみるとアフリカの南で,バラス用に露天掘りで砕石している現場から出ているとのことでした.母岩はアルカリ火山岩の響岩でエジリン輝石やヴィリオム石などを伴うとのことでした.

 

[以下,顕微鏡下での観察です]

光沢の鈍い真珠のような感じです.背後に板状に見えるのはチタン輝石のようです.

 

 

 

ほかの部分です.球状しているのがランタン弘三石です.

 

こちらは他の部分に付いていた木村石です.

 

木村石はこの部分にのみついていました.

 

サンプリングする発端となった玉滴石の拡大です.無色透明―半透明のぶどう状—皮膜状をなし,かなり広範囲についています.REEが多いのか短波紫外線灯下で結構,光ってくれました.

 

 

 

 

 

 

 

最近の店内 ―2019年11月上旬―

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最近の店内 

―2019年11月上旬―

 

 

 

 

 

 

 

 

 本日,化石コーナーを値付けしていました.母岩が風化した凝灰岩質のものが多いので,分解を防ぐため表面をクリアラッカーで吹き付けを行っていました.母岩には稀にレンズ状の白鉄鉱が含まれていて,その付近より粉を吹いて分解してきます.また成形時に割れたか何かで接合されているものがあり,接合部の接着が弱そうなものもありましたので,改めて接着剤で固めた上,ラッカーで吹き付けました.商品は当初は白紙のラベルを付けていたのですが,ラベルが読みづらいため,台紙を黄色のものに換えました.

 鉱物標本も英名→和名→組成→産地の順に記入していましたが,判る範囲で地質や共存鉱物も記載するようにしました.いまのところ本邦では未発見の海外産鉱物に限られていますが,そのうち本邦のものにも広げていく予定です.

 

 

 また,本日 HP通販用商品を

 

 1点追加更新しました.

滝めぐり ―加用西方の滝(無名瀑)—

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滝めぐり

 

―加用西方の滝(無名瀑)―

京都府福知山市三和町上川合

 

 

 

 

 磨り石をサンプリングするためにいろいろ川原を見てきました.府道521号上川合猪鼻線の加用の峠を西に越えて,在所の跡(蔵だけが残っている)のヘアピンカーブを降りたところ辺りの対岸に一つ滝を見つけました.滝自体はチャートのようで,下流側に頁岩の露頭がありました.

 

加用西方の滝(無名瀑).府道の脇に何か建屋のあったような避地があり,これの南対岸にこの滝はありました.2段で4mくらいありそう.名称はあるのか無いのか,よく知りません.

 

 

 

上の滝.

 

下の滝.高さは1mくらい.

 

 

 滝の少し上流に府道が谷を切っている部分があって,ここの谷を少し登ったところにナメ滝もありました.この谷は石灰岩が多いようで,赤鉄鉱によると思われる染みの入ったものも見られました.その石灰岩の一つに腕足類が入っていたのでサンプリングしました.ほかにもありそうでしたが,気温が低く長居できませんでした.

 

腕足類(属種不明).中央やや右よりの凹んだ部分.中央より左上にもそれらしき凹みがありましたが,前者のものしか判別できませんでした.また,右上の端のほうにフズリナは少し入っていました.

 

 

 以下,滝の周辺図です.いつも通りペイントしを使用してフリーハンドで描いているため縮尺は無視しています.参考程度に.

方位を入れるのを忘れていました.上が北です.

 

 

2019年南信巡検1

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中央道阿智PAから北岳

 

2019年南信巡検

(1)

 

 

 先週末に一年に一回の泊まりがけの巡検に行ってきました.仲の良い有志で構成されるメンバーと南信地方に行ってきました.

 現場は長野県大鹿村および飯田市(旧上村)と(旧南信濃村)の中央構造線沿いの地域でした.普段は京都丹波のぺったんこの山しか見ていなかったので,何か新鮮なものを感じて写真ばかり撮っていました.

 

 現場に近づくとイ~イ感じに紅葉していました.

 

 

塩川の上流の堰堤のところで転石を観察しました.層状の霰石やダナイトの露頭のあるところまでは,河川工事のため通行止めで現場にまで至ることができませんでした.

 

本来ならこういう露頭を観察する予定でした.上の写真は10年くらい前に露頭をスケッチしていたものを仕上げしたものです.

 

  ついでに寄ったのがこの現場です.ダナイトが少々と秩父帯の緑色岩がみられました.

 

大西山の崩壊地もマイロナイトの観察のため寄ってみました.

 

 

公園から真正面に薄く冠雪した赤石岳が見えていました.

 

こちらは鳥倉山(標高2023m).この山が特に紅葉しているように見えました.

 

 このあと中央構造線博物館に行き,小渋橋下の川原で少し岩石を観ました.

 帰りがけにいろいろ川原に寄って見たのですが,終始紅葉の方にきを取られ,シャッターばかり切っていました.

 

青木川の上流です.こちらもイ~イ感じに紅葉していました.

 

宿に行く前に久堅温泉に入浴.宿は飯田市内のホテルでした.

 

2に続く.

 

2019年南信巡検 ―2―

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中央道松川IC付近より塩見岳(3047m)

 

 

2019年南信巡検 

―2―

 

 

 

 今回サンプリングした石を紹介します.

Loc:長野県下伊那郡大鹿村上青木 青木川上流.博物館で見た斑糲岩質の岩石で,磨ったら面白そうなので,いろいろ川原に行ったときに探していました.あまりたくさんは無いようで,青木川の上流に行ったときにこの石1つ拾いました.

 黒っぽい部分は異剥輝石のようで,白い部分は主に長石からなっていました.

 

 

 

 

Loc:長野県飯田市南信濃八重河内.領家帯の片麻岩質の母岩に挟まっていた鉄電気石です.現場はその3でも触れますが,10年前くらいに訪問した時よりずいぶん様変わりしていました.

 

 

顕微鏡で拡大した鉄電気石です.一部に柱面が観察できます.

 

 

 

Loc:長野県飯田市南信濃八重河内.こちらも2枚目の写真と同様の場所でサンプリングしました.三波川帯の緑色片岩です.青黒いクロス閃石様鉱物が付いていたためサンプリングしました.青色角閃石はリーベック閃石かもしれない.緑色部はおもに緑閃石と緑泥石に石英が混入したもののようで,これを切る脈で青色閃石と別に方解石と緑簾石からなる脈が切っていました.

 

顕微鏡下での拡大写真です.

 

 

 

Loc:長野県飯田市南信濃八重河内.泥質片岩中の紅柱石です.けっこう色の濃い紅柱石を産する現場ですが,目が慣れるまで大変でした.

 

顕微鏡下での拡大写真です.7枚目の写真の石英脈の出ている部分に付いている,やや光沢の強い透明感のある紅柱石を拡大しました.

 

Loc:長野県飯田市大島河原 上村川.秩父帯の緑色岩にやや大きく緑簾石が入ったサンプルです.付近が紅葉していてカメラばかりに気を取られていたので,川原をあまり散策できませんでした.

 

緑色岩の顕微鏡下での拡大写真です.白色部は方解石で,黄緑色が緑簾石です.

 

Loc:長野県飯田市大島河原 上村川.表面がボコボコしていて一見してダナイトと思って拾った石です.帰ってから成形したところ蛇紋岩でした.割れ目に白色の鉱物が付いていましたので,顕微鏡で観察したところ水苦土石でした.

 

顕微鏡下での拡大です.変質しているのか繊維があまりはっきりとしませんでした.

 

Loc:岐阜県中津川市蛭川和田区 恵比寿鉱山.輝水鉛鉱です.帰りに寄りました.前回来た時は15年くらい前の話なので,選鉱所の場所くらいしか覚えてませんでした.小一時間ほどで何とか一つはサンプリングできました.上の写真の上部の石英脈の間隙に,自然蒼鉛が付いていたのをあとで確認しました.

 

3に続く.

 

 


2019年南信巡検 -3-

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中央道阿智PAより間ノ岳(標高3189m).

 

 

 

 

2019年南信巡検

-3-

 

 2日目です.前日の気象予報では伊那谷の南の方は濃霧に注意とありました.ホテルのあるところは飯田駅近くでこちらには全く霧はありませんでした.南信濃に向かうため天竜川に下って行くと濃霧に見舞われました.川沿いだけ出ているようでした.

道の駅で,今日の行く場所の確認をした.

 

周辺は標高が高い所為もあって色づいていました.

 

10年くらい前に来た時に見た番所.今回も辿ろ着くことができました.

 

現地案内板.

 

川原付近はこんな感じになっていました.少し上流に吊り橋があったような気がしましたが,今回はありませんでした.

 

附近の紅葉.

 

川原にあった捕獲岩?

 

拡大.

 

 

川原に降りたところ,結晶片岩中にレンズ状で硫化鉄鉱が挟まっていました.これは直写しです.

 

こちらはその拡大です.暗い真鍮色の部分が黄鉄鉱.

 

附近の紅葉.

 

ここでは片岩中の紅柱石を中心にサンプリングしました.ほかにマイロナイト・緑色片岩・花崗片麻岩などがみられました.

 

 ここから少し北上して大島河原の上村川の川原に行きました.こちらは今回一番の紅葉でした.

 

上村川の川原.おもに花崗岩系の岩石と蛇紋岩などがみられました.

 

 

附近の紅葉です.

 

 

 

 

 

 このあと,帰り際に中津川で下車して恵比寿鉱山によりました.こちらも10年以上前に一度行ったきりで,選鉱所の場所位しか覚えていませんでしたが,何とかサンプリングできました.下山後に東山温泉に入浴し帰途に就きました.

 

 

2019年南信巡検 -4-

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大西山の山体崩壊跡の公園より赤石岳(標高3120m)

 

 

 

 

2019年南信巡検

―4―

 

 今回はそのほか巡検地付近で撮影した写真を掲載します.

 

大西山山体崩壊現場.

 

 山体崩壊現場が公園のようになっていて大きな観音さんが西面に向いて鎮座していました.マイロナイトの観察のため寄ったのですが,早々に飽きてしまい,赤石岳方面の紅葉写真や付近の風景写真を撮っていました.

 山体崩壊地を見ていると滝があるのに気付き,望遠で撮影しました.滝は段瀑のようになっていて水量がもう少しあれば一連の滝に見えるのですが,この日は水量が少なく,一つ一つが別の滝のように写りました.

 

上の方.

 

 

 

 

下の方.

 

鳶ヶ巣.大河原在所の小渋橋の南方に地形図上に「鳶ヶ巣」と記載されているガレ場を写しました.こちらは蛇紋岩のようで,地滑りのようです.

 

砂防工事がしてあるようですが,どこから登ったのかな.山の裏側に在所があるのでそちらからかもしれない.

 当地の蛇紋岩の割れ目には多種の炭酸塩を生じていてアルチニー石,ダイピング石・水苦土石・ブルニャテリ石・パイロオウロ石などがみられる.今回はすでに陽がかなり傾いていましたので寄れませんでした.

 

以下,山の紅葉写真です.

 

 

 

 

 

 

 

いくつかの研磨した石175

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いくつかの研磨した石175

 

  長野県下伊那郡大鹿村大河原釜沢小日影沢 小日影鉱山の含銅硫化鉄鉱を一面研磨しました.南信巡検から帰ってから思い出して急遽探したところ,小日影鉱山の含銅硫化鉄鉱が出てきました.15年くらい前に小日影沢と釜沢との合流地点付近でサンプリングした石で,標本に幾つかとった跡,残った割り端を一面研磨にしました.

 鉱山付近を地質図で見ると中構造線の東側の秩父帯にあたる堆積岩中の含銅硫化鉄鉱床で,すぐ東側を南北に仏像構造線が切っていて,これより東は別の地質になっていました.

 上の写真を見たところ凝灰岩か何かを交代したようで,黄鉄鉱と少量の磁硫鉄鉱を含んでいるようでした.

 

(研磨)硫化鉱物の集合なのですが,黄鉄鉱っていう鉱物は案外硬く,磨り上げるのに時間がかかります.低硬度の珪酸塩でもっと硬い石がありますが,それよりかなり磨り易い集合です.ほかの三波川帯に挟まっている含銅硫化鉄鉱より磨り辛い石と感じました.あとで顕微鏡下での写真を挙げますが,粒間に暗灰色―暗黒色の石英で充填していました.それで硬いのかと妙に納得しました.仕上げは初め青砥でしていたのですが,何とも光沢が出てくれず,いろいろ試したところ,#4000のペーパーでなんとか光沢が出てくれました.

 

 

 

(以下,顕微鏡下での拡大写真です)

 

 

 

 

 

なんとも書きようのない顕微鏡写真になってしまいました.粒間の黒っぽく見える部分は前述のとおり石英でした.6枚目の写真に磁硫鉄鉱らしい微粒でやや赤みがかった金属鉱物が見えています.実際磁石で確認してみると,この部分にのみ磁石が引き寄せられました.

 

大きな粒の黄鉄鉱の下の空隙を充たすのが,石英です.この部位以外にこれだけ大きな石英が観察できる部分はありませんでした.これでもかなり拡大しています.

 

 

 この鉱床では閃亜鉛鉱や磁鉄鉱などの鉱物がほかに出ているそうですが,磨った石にはそういった鉱物は入っていませんでした.

 

 

 

 

おしらせ

 

 本日 HP通販用商品を

 

 5点 追加更新しました.

 

 

 

 

 

いくつかの研磨した石176

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いくつかの研磨した石176

 長野県飯田市(旧 南信濃村)八重河内の緑色片岩を一面研磨しました.先週の巡検のときに研磨してみようとサンプリングした石の一つです.三波川帯の緑色片岩と思われるのですが,青色の角閃石を伴っていました.以前のブログの通り,当初はクロス閃石と思っていたのですが,どうもリーベック閃石のように思えてきました.

 

(研磨)石英脈の侵入の無い緑色片岩なので,一気に磨り上げました.硬い物質は含まれていませんでした.仕上げは青砥でしました.

 

(以下,顕微鏡下での拡大写真です)

 

上の方で光って見えるのは黄鉄鉱です.どこでもできる鉱物です.

 

中央の角閃石は緑閃石のようです.緑簾石が周辺に入っていました.

 

 

青色角閃石の拡大写真です.曹長石を伴っていました.黄色っぽいのは緑簾石です.母岩の部分は細かい緑泥石が入っているようですが,粒が細かすぎて観察できませんでした.

 

 

 

いくつかの研磨した石177

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いくつかの研磨した石177

 京都府京都市伏見区醍醐陀羅谷 三宝鉱山の炭マンを一面研磨しました.当地の標本は随分前に炭マン鉱石の中を石英脈が貫いたものを紹介しています.今回はヤコブス鉱などの縞を含む層状鉱石です.15年前の7月頃にサンプリングした標本で,60㎜×45㎜×20㎜の箱に入るサイズになっています.層理に並行に割った標本になっていて,標本の裏面が一面に,二酸化マンガンの酸化被膜に覆われていましたので,この面を研磨しました.層状のマンガン鉱石を切断研磨するときには層理に直角に切ると,層状の構造が判る標本になるのですが,この標本は厚みが無かったため,層理に並行に磨ることにしました.

 

(研磨)基本的に層状の炭マンなので軟らかいと踏んで,一気に磨り上げました.真ん中の黒色部は二酸化マンガンと思っていたのですが,深部まで来た時に過酸化水素で泡が出るか確認したところ全く泡は出ませんでした.割れた面を良く観察すると,光沢の鈍い黒色で貝殻状に割れていました.おそらく準石墨を呼ばれる非晶質の炭素物質だったのかもしれません.

 基本的に柔らかい鉱物の集合なので仕上げのとき,いつも使用している黄色の砥石では光沢が出てくれませんでした.少し硬い青砥でも光沢が出ず,#3000のペーパーで磨るとなんとか納得のいく光沢が出てくれました.

 

(以下,顕微鏡下での拡大写真です.)

黒色部を拡大しました.右下の灰緑色部はテフロ橄欖石.

 

こちらも中央部付近に灰緑色のテフロ橄欖石を含んでいました.灰白色部は菱マンガン鉱.

 

灰白色の菱マンガン鉱を多く含んでいる部分の拡大写真です.黒色部はヤコブス鉱の濃集部です.

 

一枚目の中央やや左上の黒色部の拡大です.黒色部の中にある白色部は菱マンガン鉱でした.

 

灰緑色のテフロ橄欖石を伴う部分の拡大です.

 

こちらも灰緑色のテフロ橄欖石を伴う部分の拡大写真です.

 

黒色部の中央付近を写した写真です.内部にまで菱マンガン鉱とテフロ橄欖石を含んでいました.褐色部はネオトス石.

 

ヤコブス鉱の濃集した筋の拡大写真です.黒色っぽいですが,一部に赤っぽいところもあり,粒までは小さすぎて判別できませんでした.

 

 

ほか,端のほうにアレガニー石を伴っていました.横に接するようにテフロ橄欖石がいました.こちらの黒色部は二酸化マンガンの酸化被膜でした.

 

 ごく微量ですが,顕微鏡で拡大して表面を観察していると緑色の重晶石が入っていました.この鉱床の近くに笠取の重晶石鉱床があるので,この現場に重晶石が入っているのはそれの関係かは判りませんが,妙に納得しました.

 

 

 この鉱床では石墨(非晶質炭素物質)・黄鉄鉱・閃マンガン鉱・石英・ハウスマン鉱・ヤコブス鉱・バーネス鉱・横須賀石・菱マンガン鉱・重晶石・テフロ橄欖石・アレガニー石・ばら輝石・ネオトス石などがみられました.これのうちばら輝石の類はいまのところ筆者は確認できていません.

 

 

梅の木谷不動尊の滝(2回目)

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滝めぐり

 

梅の木谷不動尊の滝

(梅の木谷不動滝)

京都府綾部市下替地町(2回目)

 

 

  雨あがりを狙って滝めぐりに行ってきました.普段水量が少ない滝も雨上がりなら水があると思って敢行しました.

  国道27号線から南に反れる府道に入り,由良川南岸沿いを下流側に向かって西進しました.途中でこの滝があるのを思いだして寄ってみました.

 

説明書きの前に駐車して,沢筋に入っていきました.付近は前回来た時よりもやや紅葉していました.

 

滝と祠.前回来たときに気づかなかったのか,石塔が新しくなっている感じがしました.

 

梅の木谷不動尊の滝(梅の木谷不動滝).前回よりやや水がありました.

 

不動滝のやや下にある小瀑.高さは1.5mくらいか.上にある雑木の葉が落ちないと全体が拝めないようで,葉が落ちてから近くに来た時に寄ってみようと思う.このあと次の滝に向かった.

 

 

 

 

岡田由里 不動の滝

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滝めぐり

 

 

岡田由里 不動の滝

京都府舞鶴市岡田由里

 

 

 雨上がりに行った滝2つ目です.どういう訳か舞鶴帯の鉱床等にはよく行っていたのですが,滝には行っていませんでした.手持ちの道路地図に標識があれば記入していた程度でした.

 

 綾部の物部から枯木峠を越えて大雲橋を渡って由良川北岸に抜けました.国道175号から岡田川沿いの府道570号に入り,西進したところで,運動場方面の標識がでた.ここからやや細い舗装道を登って行くと,行く手左側に滝の道標が現れました.

 

 道標の奥の方に広場が見え,そこまで車の乗り入れができました.簡易のトイレも設置されていました.滝はその先の石垣を越えた先にあって,奥が暗いので近づくまで見えませんでした.

 

 

岡田由里 不動の滝.落差は10m内外.舞鶴帯の黒色頁岩の部分が滝になっているようで,下流に転石として少し見られました.

 

滝の上の方です.滝口は水路のようでその下から滝になっていました.

 

回り込みましたがその下がどうなっているか判りませんでした.

 

中段の部分.高さは4mくらい.黒色頁岩の上を水が滑っていました.

 

下部.段差は1mくらいか.

 

 

 公園の縁と滝の間の畔に公園造成中に出たと思われる黒色頁岩が散らばっていました.この中に手で擦ると黒い煤が着く石があって,はじめはマンガンかと思いましたが,この付近に炭鉱があったのを思い出して,瀝青炭のような質の石炭のようでした.滝の西詰めの流路の上に黒色頁岩をつついたような跡があって,こちらにも石炭のような手で擦ると煤の付く石がみられました.この付近で比較的著名な炭鉱は幕末から操業していた志高炭鉱と,戦時中に稼業されて昭和18年までやっていたという八戸地炭鉱がありました.小規模な炭鉱は幾つもあったはずで,ここもそのうちの小規模な炭鉱だったのかもしれない.

 

 

 

 以下,アクセスマップです.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描いているため縮尺は無視しています.参考程度に.

 

 

 


真奥大滝 京都府舞鶴市上漆原

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滝めぐり

 

真奥大滝

京都府舞鶴市上漆原

 

 

 岡田由里の不動の滝を辞して,府道576号を北上しました.下漆原で府道576号と別れて,府道45号に入りちょっと最寄りの炭鉱に寄りました.

 再び府道45号を宮津市方面へ北上しました.上漆原まで来た時に,手持ちの地図に書き込んでいて,以前から気になっていた真奥大滝に行ってみました.

 由良ヶ岳への登山口となる交差点に案内板があり,そこから林道が奥へ伸びていました.林道は少し先の神社のところで二股となり,その付近からダートになりました.

 途中に表面が汚れて読みづらくなった道標があり,林道終点まで登って行きました.終点からは徒歩となりました.

林道途中の現地案内板(道標).

 

林道終点のところにある道標.登山道は写真中央から右手に行くのですが,何を考えたのか左奥へ行ってしまいそうになりました.少し入ったところにコンクリの土台が残る場所に着き,それより奥は径も判別できなくなっていました.

 

 右の方へ行くと,林道終点から少し登ったところで沢を渡り,その先で二股に分かれていました.出合のところがやや広く踏み跡がはっきりしないところがあって,大きな水音のする本流の方へ,登って行きました.

 

 出合から少し登ると水音が大きくなり,下の方の滝に出ました.

下の方の滝(仮称).高さは5mくらい.その上にもありました.

 

 下の滝を登山コースに戻って巻いて中の方の滝の下へ下りました.

中の方の滝(仮称).こちらは二段になっていました.

 

 

 さらに登ると目的の滝が見えてきました.こちらには滝標があり,足元の悪い斜面を滝の方へ下って行きました.

 

 

真奥大滝.落差は30mくらいという.上の方が紅葉していていい感じでした.

 

滝の上の方の紅葉.登山道は滝の東から巻いているようでしたが,足元が悪く,これ以上は登りませんでした.

 

滝の落水口より上の方にあった渓流瀑です.

 

その下.

 

滝の上の方.

 

 

下の方.もう少し苔むしている方が良かった.

 

 時雨てきましたので,登路を戻りました.雨上がりなのでもう少し水があればと思ったのですが,この程度でした.沢の転石を観ながら下りました.よく見た石は緑色岩(あとで地質図をみたら夜久野岩類だとか),ほかに白色に近い花崗岩類を目にしました.一部にチャート質の堆積岩があって,その挟みの部分の砂岩がホルンフェルスになっていました.砂岩質ホルンフェルスなので,変成鉱物などは全く見られませんでした.またこのホルンフェルス中に熱水が通ったらしく,白雲母と黄鉄鉱を含む石もありました.

 

 再び,晴れ間が出てきましたので,次の滝に向かいました.

 

 

 以下,ルートマップです.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描ているため縮尺は無視しています.参考程度に.

 

 

 

 

 

 

細谷の滝 京都府舞鶴市西方寺

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滝めぐり

 

細谷の滝

京都府舞鶴市西方寺―西方寺平

 

 真奥大滝を辞して,西方寺平の方にも幾つか滝があるらしいとの情報を聴いていましたので,そっちの方も見に行きました.

 府道567号から分かれて赤岩山の登山口の方面に登って行きました.西方寺平の手前に,ほぼ水の無い滝がありました.

 

西方寺平に上がるおおきなカーブの2つ手前のカーブのところに,見え隠れしていました.

あとで名前を調べると,「細谷の滝」というらしい.落差は15mとありましたが,もう少し低い印象でした.水があればそれなりの滝に見えると思う.

 

 その少し上の,西方寺平に上がる手前のカーブのところにも滝?がありました.落差は大したことがありませんでしたが,こちらの方が水量がありました.

西方寺平に上がる手前のカーブのところにある小滝.落差は2m内外だろう.

 

この後,次の滝に向かった.

 

 

以下,アクセスマップです.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描いているため縮尺は無視しています.参考程度に.

 

 

柳谷不動の滝 京都府舞鶴市滝ヶ宇呂

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滝めぐり

 

 

柳谷不動の滝

(柳谷不動明王の滝)

京都府舞鶴市滝ヶ宇呂

 

 今回の滝巡りで最後に寄った滝です.細谷の滝を辞して,道路地図を眺めていると,滝のありそうな地名が西隣にあったので,行ってみました.

 滝川沿いの市道を北上していると,お不動さんの標識がありました.近くの広くなったところに駐車して,植林の中の薄暗い谷に入って行きました.

道標.

 

入口.右手に細い径が付いていました.

 

径に入ってすぐに植林は切れて明るくなりました.

 

西からの谷の出合になって,右手の谷の上方に登って行きました.平地にように見えるのは山田の跡か?

 

急登に差し掛かりました.ブロックを階段替わりにしたもので,滑落しないように慎重に通過しました.上に登ると,建屋があったような小広い台地に上に出て,南東方面より,ややはっきりした道が合流していました.

 

 滝は小広い台地に奥に微かな径(人が通ったような形跡)があって,これを辿ると,最近人が来た形跡の見られる小屋とお不動さんの祠と,水のほとんどない滝が現れました.

柳谷不動の滝(柳谷不動明王の滝).高さは5~7mくらいか? もともと急な斜面にあって,どこまでが滝なのかは判別できませんでした.

 

少しだけ水が流れているよう.イイ感じに苔むしているので,水量のある時に再訪したい.

 

 帰りに普甲峠方面の紅葉をカメラに収めた.良い感じに紅葉していました.

 

 

 

 

 

 

以下,アクセスマップです.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描いているため縮尺は無視しています.参考程度に.

 

 

 

いくつかの研磨した石178

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いくつかの研磨した石178

 京都府京都市右京区京北上弓削町下ノ谷 下ノ谷鉱山のパイロクスマンガン石―カリオピライトからなるマンガン鉱を一面研磨しました.15年くらい前にサンプリングした標本です.裏面が一面の二酸化マンガンによる酸化被膜に覆われていたため,この面を一面研磨しました.

 現場は「タジリバタノウエ」や「タキノウエ」と呼ばれる標高635.2mの三角点のある山の南東付近にありました.丹波帯の堆積岩中に胚胎する層状マンガン鉱床です.坑道はあったのか無かったのかはっきり覚えていませんが,ズリがあったようで,いろいろな鉱物を産したようなことを,当時の野帳に書いていました.

 標本の元ラベルに「緑マンガン鉱」と書いていましたが,今見ると完全に酸化して真っ黒になっています.裏面磨ったら出てくるかも..と期待を込めて研磨に取り掛かりました.

 

(研磨) この標本で硬度がありそうなのは,パイロクスマンガン石とそれに伴う暗灰色―黒色を呈する珪岩,それからカリオピライトで,軟らかそうなのはそれらを埋めている菱マンガン鉱やテフロ橄欖石などが肉眼的に判別できました.

 迷っていても始まらないのでひとまず磨ってみることにしました.硬い鉱物が含まれていましたが,案外早く磨れてくれました.

 仕上げははじめ青砥でしていましたが,思う感じに光沢が出てくれず,黄色の砥石でようやく光沢が出てくれました.

 

(以下,顕微鏡下での観察です.)

パイロクスマンガン石を主とする部分の拡大です.ピンク色がパイロクスマンガン石,黒っぽく見えるのが,前出の珪岩です.茶褐色の部分はカリオピライト,白色部は菱マンガン鉱です.

 

 

青緑色―青灰色を呈するテフロ橄欖石の拡大です.灰白色―白色部は菱マンガン鉱,茶褐色はカリオピライトです.

 

 

こちらはテフロ橄欖石の下の方に隣接するカリオピライトの拡大写真です.細かい白色の脈で切っていました.

 

カリオピライトに菱マンガン鉱を伴っている部分の拡大です.ピンク色部はパイロクスマンガン石.黒色部は裂罅に沈着した二酸化マンガンの染みです.

 

パイロクスマンガン石を少量含む珪岩と,茶褐色のカリオピライトとの境界付近を拡大したものです.パイロクスマンガン石を少量含む珪岩中に微化石?と思われるような痕跡がありました.いずれも小さすぎて判別できませんでした.

 

 

 

黒褐色のファイトクネヒト鉱を含むレンズ状の部分の拡大です.赤い筋は多少の磁力がありヤコブス鉱を混入しているようです.黒褐色の部分はもともとパイロクロアイトで,磨っているうちに内部より緑マンガン鉱が出てくるのですが,この標本からは出てきませんでした.

 

 この鉱床からは,石墨(非晶質炭素物質)・閃マンガン鉱・黄鉄鉱・緑マンガン鉱・ヤコブス鉱・ハウスマン鉱・石英(石英・碧玉)・二酸化マンガン鉱・パイロクロアイト・ファイトクネヒト鉱・菱マンガン鉱・重晶石・テフロ橄欖石・アレガニー石・ばら輝石・パイロクスマンガン石・チンゼン斧石orマンガン斧石・ネオトス石・カリオピライトなどが見られました.

 

 

最近の店内 ―2019年11月下旬―

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最近の店内 

―2019年11月下旬―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここ二週間くらいは化石コーナーを充実させてきました.植物化石が以前よりあってようやく整理がついてきました.多くが新生代第三紀の木の葉化石で,そのほかに淡水貝類や動物化石標本が多少あります.岩石標本も整理がついてきました.

 

以下,現在の店内商品の在庫鉱物種です.(国産・海外産不問で通販対象外)

針銀鉱・透緑閃石・アダム石・エジリン輝石・アームストロング石・イットリウムエシキン石・アフウィル石・イットリウムアガード石・硫セレン銀鉱・アイキン鉱・アフテンスク鉱・閃マンガン鉱・曹長石・褐簾石・アレガニー石・アロクレース鉱・アロフェン・鉄礬石榴石・テルル鉛鉱・アルミノセラドン石・アルモヒドロカルサイト・明礬石・アムブリゴ石・方沸石・鋭錐石・紅柱石・アンダーソン石・アンドル鉱・灰鉄石榴石・硫酸鉛鉱・硬石膏・阿仁鉱・アンケル石・灰長石・アノルソークレース・直閃石・アンティゴライト・自然アンチモン・アラレ石・ニッケル華・アルデンヌ石・アルヴェゾン閃石・自然砒・アーセニオプレイ石・アーセニオシデライト・硫砒鉄鉱・呉須土・アルティニー石・アタカマ石・燐礬土・普通輝石・水亜鉛銅鉱・燐灰ウラン鉱・鉄斧石・苦土斧石・マンガン斧石・藍銅鉱・バッデレイ石・バグダッド石・重晶石・バロア閃石・バストネス石・ベイルドン石・ビーヴァー石・ベニト石・ベルティエリン・ベルチェ鉱・ベルトラン石・緑柱石・ベータウラノフェン・ビューダン石・備中石・ビンドハイム石・バーネス鉱・蒼鉛土・自然蒼鉛・輝蒼鉛鉱・泡蒼鉛土・ベーム石・斑銅鉱・ブーランジェ鉱・車骨鉱・ブラウン鉱・ブライアンヤング石・板チタン石・ブルース石・バルトフォンティン石・臭化銀鉱・バスタム石・カコクセン石・カラヴェラス鉱・方解石・カレドニア石・カンクリン石・炭酸青針銅鉱・炭酸水酸燐灰石・カルノー石・カーフォル石・コールマン石・カロール鉱・カリオピライト・錫石・ココニノ石・セラドン石・天青石・重土長石・白鉛鉱・灰菱沸石・曹達菱沸石・シャボウルネ鉱・胆礬・輝銅鉱・黄銅鉱・シャモス石・チャップマン石・角銀鉱・千葉石・クロリトイド・クロム鉄鉱・金紅石・珪孔雀石・辰砂・クリノクロア・クリノクリソタイル・斜開銅鉱・単斜頑火輝石・単斜ヒューム石・単斜プティロル沸石・単斜灰簾石・クリントン雲母・輝コバルト鉱・コッフィン石・鉄コルムブ石・コルーサ鉱・コニカルコ石・カラコライト・クーク石・コピアポ石・自然銅・コキンボ石・菫青石・コーク石・コーンワル石・コランダム・コサラ鉱・銅藍・コウレス沸石・クリード石・クリプトメレン・チャロ石・キューバ銅鉱・キュマンジュ石・カミントン閃石・赤銅鉱・銅スクロドウスカ石・銅重石華・クスピディン・青針銅鉱・キュムリ石・ユーディアル石・ダキアルディ沸石・デーナ石・ダンブリ石・ダト―石・ドーソン石・デソーテルス石・翠銅鉱・デクロアゾー石・デヴィル石・ダイアボレイ石・ダイアモンド・ダイアスポア・ランタンダヴィデ石・方輝銅鉱・透輝石・デュルレ鉱・苦灰石・苦土電気石・デュフレノイ鉱・デュモルティエ石・ダイピング石・エデン閃石・エディントン沸石・リチア電気石・硫砒銅鉱・頑火輝石・エオスフォル石・緑簾石・剥沸石・舎利塩・エリオン沸石・コバルト華・エトリング石・エルピド石・ユークセン石・鉄橄欖石・ファイトクネヒト鉱・鉄重石・フェルグソン石・鉄水鉛華・鉄バスタム石・鉄礬土直閃石・鉄インド石・鉄パルガス閃石・弗硼石・弗素燐灰石・弗素魚眼石・ホタル石・金雲母・普通角閃石・フォイト電気石・苦土橄欖石・フォシャグ石・銀四面銅鉱・福地鉱・布賀石・ガドリン石・ゲイジ石・亜鉛スピネル・マンガンスピネル・方鉛鉱・ガノフィル石・菱ニッケル鉱・ゲーレン石・ゲイキ石・ゲルマン鉱・ゲルスドルフ鉱・ゲチェル鉱・ギブス石・ギスモンド沸石・グラウバー石・グローコドード鉱・海緑石・藍閃石・針鉄鉱(褐鉄鉱・高師小僧・沼鉄鉱)・自然金・皓礬・石墨・グラトン鉱・グリーナ石・硫カドミウム鉱・灰礬石榴石・グリュネル閃石・石膏・ガイロル石・岩塩・黄河石・ハロイサイト・毛礬・重土十字沸石・へスティング閃石・ハウエル鉱・ハウスマン鉱・方硫カドミウム鉱・ヒーズルウッド鉱・灰鉄輝石・ヘドレイ鉱・ヘルヴァイト・赤鉄鉱・異極鉱・逸見石・ハーバートスミス石・鉄スピネル・水酸ヘルデル石・ヘッス鉱・ヘディフェン・灰輝沸石・曹達輝沸石・ヘイロフスキー鉱・ヒブシュ石・ヒレブランド石・イットリウム興安石・ホランド石・苦土華・ハウィー石・フーアン石・加水黒雲母・水苦土石・ハイドロタルサイト・加水重石華・水酸燐灰石・水酸エレスタド石・水亜鉛土・チタン鉄鉱・イルメノルチル・珪灰鉄鉱・青金石・芋子石・イネス石・自然鉄・石川石・糸魚川石・ヤコブス鉱―Q・ヤコブス鉱・ひすい輝石・ジャンボール石・毛鉱・鉄明礬石・ヨハンセン輝石・ヨルダン鉱・ホセ鉱・ケルスート閃石・カニュク石・カオリナイト・カソロ石・カトフォラ閃石・紅安鉱・キドウェル石・木村石・キノ石・ケントロライト・木下雲母・河辺石・ケヒリン石・コニンク石・コスモクロア輝石・小藤石・ケティヒ石・クレンネル鉱・クトナホル石・藍晶石・曹灰長石・ライフン石・ロングバン石・ラング石・ネオジムランタン石・濁沸石・ラウリオン石・レグランド石・鱗鉄鉱・リューコフェニック石・レヴィ沸石・燐銅鉱・青鉛鉱・リプスクーム石・リチオフォル鉱・リザード石・砒鉄鉱・ルドウィヒ石・ルソン銅鉱・磁赤鉄鉱・苦土アルヴェゾン閃石・クロム苦土鉱・苦土フォイト電気石・メンディプ鉱・苦土リーベック閃石・苦土定永閃石・菱苦土鉱・磁鉄鉱・孔雀石・マラヤ石・水マンガン鉱・緑マンガン鉱・マンガンパイロスマライト・白鉄鉱・真珠雲母・曹柱石・マースター石・益富雲母・マウヘル鉱・モースン鉱・マックギネス石・灰柱石・緑礬・メリライト・中沸石・メタ燐灰ウラン鉱・磁苦土鉛鉱・黒辰砂・メタ輝安鉱・メタ燐銅ウラン鉱・ミアジル鉱・微斜カリ長石・マイクロライト・針ニッケル鉱・鉛丹・輝水鉛鉱・モナズ石・モンブラ石・モンティセリ橄欖石・モンモリロン石・モルデン沸石・モットラム石・白雲母・中宇利石・ナマンシル輝石・南部石・チリ硝石・曹達南部石・曹達鉄明礬石・曹達沸石・ネオトス石・霞石・方砒ニッケル鉱・紅砒ニッケル鉱・ニフォントフ石・人形石・ノントロン石・横須賀石・オフレット沸石・青海石・オーケン石・オホーツク石・オリーブ銅鉱・オルシャンスキー石・オムファス輝石・蛋白石・石黄・カリ長石(正長石)・尾去沢石・大隅石・オグデンスブルグ石・苦土大隅石・パレンツォーナ石・パリゴルスキー石・曹達雲母・パラ鶏冠石・亜砒藍鉄鉱・パラアタカマ石・パラテルル石・パルガス閃石・パーセッテンス石・ピアース鉱・ペクトライト・五水灰硼石・灰チタン石・イットリウムピータース石・ピルゼン鉱・ペタル石・石油・フェナク石・フィリップスボーン石・灰十字沸石・金雲母・単斜燐鉄鉱・苦土毛礬・ピクロファーマコライト・紅簾石・自然白金・プロムビエリ石・鉛ゴム石・鉛鉄明礬石・ポクロウスク石・ポルクス石・ポリバス鉱・リチア雲母・カリ鉄パーガス閃石・パウ石・灰水鉛石・ぶどう石・プライス石・プロト直閃石・淡紅銀鉱・擬孔雀石・アルミノパンペリー石・鉄パンペリー石・マンガンパンペリー石・濃紅銀鉱・黄鉄鉱・パイロリュース鉱・緑鉛鉱・苦礬石榴石・パイロファン石・葉蝋石・パイロクス鉄石・パイロクスマンガン石・磁硫鉄鉱・石英(水晶・煙水晶・黒水晶・シトリン・ローズクォーツ・玉髄・青玉髄・珪化木・日本式双晶・エステレル式双晶・雷管石)・ラムスデル鉱・ランシー鉱・鶏冠石・蓮華石・菱マンガン鉱・ばら輝石・リッベ石・リヒター閃石・リーベック閃石・ロックブリッジ石・レダー石・レーメル石・インジウム銅鉱・ロクスビ―鉱様鉱物・ローゼン石・金紅石・サフロ鉱・サマルスキー石・玻璃長石・サンタバーバラ石・サポー石・ソーコン石・スコート石・灰重石・シェップ石・鉄電気石・スコレス沸石・スコロド石・セグニット石・鉄菫青石・セピオ石・セラン石・サーピエリ石・滋賀石・シュンガ石・シベリア石・菱鉄鉱・珪線石・自然銀・方砒コバルト鉱・スローソン石・菱亜鉛鉱・園石・満礬石榴石・閃亜鉛鉱・苦土スピネル・リシア輝石・スパー石・黄錫鉱・褐錫鉱・十字石・ステラ沸石・黄安華・輝安鉱・灰束沸石・曹達束沸石・スティルプノメレン・ストークス石・鉛重石・シャロエッキンジャー石・ストロンチアン石・奴奈川石・ストロンチウム紅簾石・杉石・自然硫黄・スヴァブ石・ザイベリー石・方曹達石・タカラン石・武田石・滑石・種山石・タラナキ石・テルル石・砒四面銅鉱・テフロ橄欖石・硫テルル蒼鉛鉱・安四面銅鉱・トムソン沸石・トロゴム石・ティレイ石・ティンティク石・ティンティナ鉱・ターブット石・チンゼン斧石・チタン石・トベルモリー石・轟石・トパズ・燐銅ウラン鉱・俊男石・透閃石・鱗珪石・トリフィル石・ティラサイト・都茂鉱・重石華・トルコ石・チロル銅鉱・ツヤムン石・方トリウム石・鉄タンタル石・上田石・閃ウラン鉱・ウラノフェン・灰クロム石榴石・曹灰硼石・ヴァレンティン鉱・ヴァナジン鉛鉱・ヴァリシア石・ヴァシェギー石・苦土蛭石・ヴェスブ石・ヴェゼリ石・藍鉄鉱・ヴァナジン銅鉱・ヴォンセン石・銀星石・ウェロガナイト・ウィークス石・珪亜鉛鉱・ウィゼル石・毒重土石・珪灰石・モリブデン鉛鉱・ウルツ鉱・ゼノタイム・ゾノトラ石・吉村石・イットリア石・ユクスポール石・湯河原沸石・ザヴァリツキー石・ゼーマン石・ジンケン鉱・ジルコン・チンワルド雲母・灰簾石など.(2019年11月中旬調べ)

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