ここのところ積雪や定休日の日の悪天候でどこへも行けていませんでした。今週になってやっと出られそうな天候ななったので、マンガン鉱床探索を兼ねて八木の城山へ行ってきました。
亀岡市千歳町からみた城山。
城山は国鉄八木駅の西方にある山城遺構のある山で、山頂から延びる東尾根付近から行者山にかけて行者山花崗岩体が貫入し、城山を構成する泥質岩及びチャートは熱変成を受けている。西側は粘板岩ホルンフェルスにチャートを混じるような地質で、ホルンフェルスの風化したものはかつて青砥として開発された。これらのチャート中に層状マンガン鉱床が挟まれていて、かつて小規模に稼業された。
このあたりのマンガン鉱床に関する記録はほとんど残っておらず、鉱床位置も不明なためハイキングがてら登ってみることにした。
先週に降った積雪が少し心配だった。取りつきに選んだのは、柴山からの道で、中腹に妙見堂があるからだった。妙見地名は町内にいくつかあり、新庄の船枝と神吉の星谷峠を越えたあたりに残っている。金属とかかわりがあるのでよく注視している。
入り口から谷沿いの道になった先で終点になった。
林道終点。ここから山道になる。
終点から一つ目の堰堤を越えると正面になかなか感じの好い滝があって、道はこれを右岸から巻いていた。手前の堰堤の脇に幅約50mにわたって層状チャートの壁も見られた。付近に二酸化マンガンの低品位なものがいくつか見られたが坑口は確認できなかった。
滝を巻いてつづら折れに登っていくと、本郷から登ってきた遊歩道との分岐になった。この地点ではまだ積雪は見られない。
分岐は妙見堂の方をとり、やや幅の広い道を進んでいくと妙見堂と八木城本丸との分岐についた。先に妙見堂を往復して、城跡を目指した。
分岐。右へ行くと妙見堂へ。左直進すると城山へ。
雪中の八木城にて2 に続く。
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