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畑市から弥十郎ヶ岳を経て天王へ1

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 先週の中ごろに弥十郎ヶ岳に登ってきました。マンガン鉱山があるらしいとの未確認情報があったからだ。この付近は丹波Ⅱ型亜層群で近くに福住鉱山という有名な鉱山があった。戦時中に篠山線の引込線があったくらいの鉱山だ。

 周辺にもあるはずなのだが、谷を分け入ってもなかなか見つからない。弥十郎ヶ岳の周辺には、「飛曾山鉱山」「日置鉱山」「後川鉱山」があり、後川鉱山のみ現場がわかっている。

 今回、未確認情報の確認と弥十郎ヶ岳を登り、淨仙山・シドロ大丸を経て籠坊温泉方面へ歩いてみた。


 前日、前線の通過のため夜は弱い雨が降っていた。朝起きると風が強いが何とか天気は持ちそうと判断して、やや強行して出かけた。

 篠山街道の畑市の集落からキャンプ場跡に入った。家を出るときは降ってなかったが、現地は時雨れていた。本降りとまでは呼べないが小降りになったりを繰り返していたので、天気が回復することを見込んで適当に取りつき地点を探した。

 林道を奥へ進むと右手に大きな池が見えてきて、その奥に案内板があった。この先は歩きやすい道だったので、ショートカットを狙って看板から数十メートル先の岩石ガラガラの谷を選んで詰めてみた。チャートの多い滑りやすい沢ではじめは幅が広いが、岩尾根が迫ってくると急に狭くなり、やがて踏み跡も消えた。奥は滝になっているようで、巻き道は無さそうだった。


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一番奥にあった滝。前日雨が降っていたのにほとんど水量がなかった。


 少し手前に踏み跡らしき道を見つけて岩壁に這い上がる。尾根に出て少し行くと滝の上に行くような廃道があった。尾根に道らしきものはなかったので、これを取ると滝の上に出た。谷の左岸には延長50mくらいが岩尾根になっていてところどころ窪みが見られた。沢に落ちている石は少しマンガン焼けがあり、この付近を集中して探してみたが、情報はどうやらガセのようだ。岩尾根の上のほうが明るかったので、適当に這いつくばって登っていくと、北方に展望が開けた。


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岩の稜線。当然道なんて気の利いたものは無い。


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岩の上からの展望。正面下に剛山。正面奥に多紀連山の三岳が望める。


 ここから今回一つ目のピーク、「火ともし山」に向かう。事前の情報で中世の城跡らしい。城跡はたいてい山麓が急勾配になっていて登るのが苦しい。

 道の無い尾根を詰めていく。野鹿の鳴き声がよくしていたが高度を稼ぐと暴風に近い季節風に掻き消されていた。

 鑿の残る急斜面の尾根と出合い、雑木林の中を登っていく。道はやや平坦になり。奥に郭と思われる台地が見えてきた。ここは踏み跡がついていたので一気に登ると「火ともし山 621m」の山頂だった。


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火ともし山(621m)の山頂。ここまではよく晴れていた。このさき時雨れに何度も見舞われる。


畑市から弥十郎ヶ岳を経て天王へ2に続く。


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