二日連続の穴さがしになりました.
砥峰周辺の穴さがしも今回で一段落つきました.
現場までのアプローチに高原を通りました.
前回の時よりも新緑がきれいだった.
ここを通りすぎて,現場に至る林道に入った.千町ヶ峰の南麓を通過する
くらいから地形図と睨めっこしながら,下降地点を探す.
何の変哲もない,尾根筋のカット面から尾根に入った.このまま北上する
と標高点のあるピークに至るはずで,確認のためそこまで行くことにした.
下草の少ない自然林の中を緩やかに登るとピークだった.標高点と思っ
ていたら四等三角点だった.
点名 大谷.(標高959.2m) 点名はこのあたり千町の小字.
この先の尾根を少し進む.西の谷にありそうだったが,地形図で読んだ以上
に急勾配で,尾根から下ることを断念し,三角点峰手前の鞍部から植林の中
の斜面を下って行った.
源頭の谷の一つ目の出合に下り,更に2つ目の谷の出合の先で,目的の穴
の前に着いた.
目的の穴.青灰色堅固な凝灰岩片がズリ上に散乱していた.
フラッシュを焚いて撮影しました.こんな感じで,コウモリや便所虫,大ゲジなど
の不快なものはおらず,ただ五月蠅かったのは細かいハエ.文字通り.
細かいのが光って見えているものはすべて細かいハエ.運動不足な上,
小太りなため,大量の汗をかいていた.腕を見ると細かいハエが腕に留まって
汗をなめていた.
ズリは上述通り,青灰色の凝灰岩が大量にあり,鉱石質なものはほとんど
無かった.あったものは黄鉄鉱に少量に黄銅鉱を含んだものが見られたくら
い.
このあとしばらく探して帰途に就く.
帰りに蝋石山の跡ともう一つの穴を見に行った.
この穴の向かいの大きなズリで,ようやく鉱石らしい石があった.
母岩は石英と方解石で,鉱石鉱物は方鉛鉱・黄銅鉱・閃亜鉛鉱・硫砒鉄鉱・
黄錫鉱・錫石などが見られた.
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