昨日の続きです.
船坂峠から大平山に向かう.2つほど支尾根を乗り越すと
その先が植林となった.
木陰で涼しい道を歩く.
鉄塔に近づいてきて,木間から甲山が見えてきた.
やがて正面が明るくなると,鉄塔の林道に出た.
鉄塔を回り込み,東側のわずかな高みへの踏み跡をたどると
大平山山頂に着いた.
大平山.
鉄塔の奥に六甲最高峰の鉄塔が見えていた.
NTTの電波塔のようで,ケータイを取り出すと,アンテナが3本立っている.
大谷乗越まであまり距離が無くなってきたので,ここで迎えの連絡をした.
持参した麦茶をがぶ飲みしてから,植林内を下って行った.
すぐの鞍部からは林道に降りられないようで,後から来たグループに
追い越され,後をついていくと,林道に出られた.
フェンスに沿った径で,松葉の堆積と真砂土の堆積がうまく絡み合って,
単一の時よりもさらにズルズル滑る急斜面だった.
林道は尾根を回り込んだ先で,分岐となった.
分岐.
植林の間からは舎羅林山の大規模な住宅造成地と,背後に箕面の森から
続く鉢伏山の尾根が見えていた.
やや瘦せた尾根を少し下ると道は水平に近くなり,奥が明るくなってきた.
車のエンジン音が聞こえ,乗越はすぐそこだった.水平な尾根から乗越に
下る斜面は激下りで中途半端な階段になっていて余計に怖い.
すでに膝や脹脛は鉄板になっていてガタガタしている.この部分だけでも時間
を要した.
迎えの車が見え,今回の山行は終了となった.
大谷乗越の手前の激下りに入る少し手前に坑口が陥没したような場所が
あった.その前はズリらしく径の幅がいままでの倍くらいはあった.
坑口のような跡.
坑前で少し探すと,ガマ性のペグマタイトが少しあり,石英脈で切っている
ものも見られた.宝塚市内に近いので,古くモリブデン鉱を採掘した宝塚鉱山
の一部かもしれない.
激下りの直前にも尾根の端っこ北側斜面に坑口のような跡が2か所残って
いた.
この坑口の周りの探索は今後の課題としたい.
京都亀岡で天然鉱石の販売ならミネラルショップたんくら