今日の昼間に
先週に行った岡山北部の現場のうち
結晶片岩の露頭の話が出て,
走り書きの絵を描いてみました.
古いカレンダーの裏に
ボールペンで作成しました.
所要時間は3分ほどです.
幻住寺林道の切り通し露頭で,北東方向を向いて描いています.
露頭が出ているのは幅30mくらいで高さが20mくらいありました(目測).
感じの好い露頭で,いくつかサンプリングしました.
風雨による風化は露頭の際は著しく風化していましたが,表面はそうでもなく
比較的新鮮な泥質片岩(黒色片岩)が露出していました.
三郡帯の結晶片岩で整形にかなり苦労しました.剥離性が顕著なため思いもよらない部分が打撃による振動で飛んだり,浮いてしまって中途半端な間隙ができたりして,半分以上がおしゃかになりました.露頭では石英脈が幾筋にも貫入していて,あまり石英脈が入っていない部分を選り分けて探しました.いつも使っている75mm×60mm×20mmの紙製黒箱に収めるため,それに近い大きさに割れたものを選んできたのですが,目測にして5mm幅が余分に出てしまいました.小さいハンマーでコツコツと削り取ってなんとか箱に収まる標本になりました.
(標本の大きさ約75mm×60mm×25mm.)
露頭の周辺鉱物は石英のほか,
これを埋めるように方解石が入っているもの
と,はっきりと形の分かる黄鉄鉱の自形結晶
が見られました.
黄鉄鉱を含む結晶片岩の割れ目に黄褐色
粉状のものがたくさん吹いていて,鉄明礬石
だろうと思いましたが,モノが悪すぎてサンプリング
しませんでした.
現場は道路の切り通しで,行き過ぎてしまいそうな
露頭ですが,いまのところ行けば見られそうです.
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