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金山(金山城) 兵庫県丹波篠山市・丹波市

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やまのぼり

 

 

 

 

 

 

金山.鐘ヶ坂不動の滝入口付近より.

 

 

金山(金山城)

兵庫県丹波篠山市・丹波市

―旧 鐘ヶ坂峠~点名 鐘ヶ坂~金山城ピストン―

 

 

 

 以前に鐘ヶ坂不動の滝に行ったときに,入口から対岸に金山城の西尾根の岩場が見えていました.いつか行こうと思って文頭の画像を撮りました.

 

 今月は蒸し暑い日が多くて,雨天だったり曇天でも時雨たりで,なかなかやまのぼりの機会がありませんでした.昨日は隣の京都市で最高気温39.4度を記録するくらいの酷暑で,行くなら前線が下りてくる今日だろうと,昨日の夜に登山口周辺の情報を検索していました.追入から登るのがいいか,鐘ヶ坂峠から行くのがいいのか,迷いましたが,道がはっきりしているという後者を取りました.

 

鐘ヶ坂峠の第二駐車ポイントに駐車し,ここから入りました.

 

現地案内板.

 

鳥獣除け扉.このあたりの山に多く,開けて入り閉めました.この扉はまだ楽なほうで,下の方が土砂に埋もれていたり,支柱自体が歪んでいると大変でしたが,ここはすんなりと入れました.

 

扉を過ぎると左手から沢が合流し,植林の中の道になった.それも少し先で,北の尾根の方へ登る道となった.

 

昔の峠道だけあってよく踏まれた歩きやすい峠道でした.

 

 その先はしばらく尾根の南側に沿った登りで,谷に近づくと九十九折れに道になりました.

 

この付近の植林が美しかった.こういう画像は意識していてもなかなか出会えない.

 

だらだら登っていると,尾根が近づいてきました.奥の尖った峰は三角点のある峰.

 

旧 鐘ヶ坂峠.切通しに時折,スウーっと心地よい風が通る.植林の中の峠にしては明るかった.ここから三角点のある峰に向かう.

 

道標のところから少し登ると尾根に出て,正面に三角点のある峰が見えてきました.風のよく通る歩きやすい尾根でした.

 

三角点峰の南側を攀じるように登る.若干この辺りは滑りやすい.少し登ると頂上らしくなってきた.

 

点名 鐘ヶ坂(四等三角点).北方面に展望が良好.かなり風が通って涼しい.

 

 

 三角点峰から少し下ると旧峠からの巻道と合流した.

巻道との分岐.右奥は旧峠方面.左は三角点峰へ.

 

 分岐から金山を目指す.一旦下り,388mの鞍部から登り返す.尾根が西向きから南向きに替えるころから勾配が増してきました.

 

 山頂への急な尾根道の巻道の分岐から先は急勾配で,足元を気にしながらの登りとなりました.

勾配が緩んでくると,城郭の一部のような地形が出てきました.

 

正面が明るくなってくると平坦地に出て,山城の一角にでました.右の土盛りの上に郭があるはずで,道なりに登ると,東の郭に出ました.

郭の上は明るい尾根道で随所に露岩が点在し庭園の様なところでした.

 

白色の露岩は主にチャートで,このあたりも丹波Ⅱ型の堆積岩で占められているようです.

 

 東の郭から一旦下り,軽く登り返すと山頂に着きました.

金山(金山城).標高は地形図には540mとありました.ちょうどいい木陰がたんくさんあって,それなりに展望もよかった.東面が多少展望が無かった.そのほかは兵庫丹波の山から丹後の山方面まで望めました.

 

現地案内板.

 

以下,展望画像です.コンパスと分度器を使用して手動で割り出しているので,細かいところは間違っているかもしれません.参考程度に.

黒頭峰方面.

 

篠山盆地方面.

 

千ヶ峰方面.1000mを超える山は千ヶ峰しか見えませんでした.

 

福知山市方面.遠くは大江山や赤石ヶ岳,三嶽山まで見えていました.

 

大江山方面.大江山の東にラクダの背のようなコブが3つ並んでいて,どの山に相当するのか,悩んでいました.地形図で改めて確認したところ,大江山の東に派生する尾根を見落としていて,ここに717mの空山があって,これが重なって3つのコブに見えていました.

 

黒井城.望遠でやっと見えるくらいでした.ここもいつか訪問しようと思う.

 

 ここから鬼の架橋を往復しました.主郭から北方へ下る道を取る.

その下り道に石垣が少し残っていました.自然石を簡単に組んだような石垣で少し先で途切れていました.

 

主郭から少し下ると不動の滝入口から見えていた岩峰が見えてきました.

道なりに下っていくと,オブジェのような鬼の架橋に着いた.

 

鬼の架け橋.ここに出ている大岩はすべて塊状のチャートで,一部に真っ白な石英脈(幅10㎝~15㎝)が貫いているものもありました.鬼の架け橋から少し西の大岩の際に涼しい風がよく通るところがあって,ここで休憩しました.

 

大岩と大岩の間から不動滝の公園方面を見る.

西側の大岩の足元の岩に,二酸化マンガンが染みて脈のようになったものがありました.山の名前が金山なので,なにか金属の類でもあったのかと邪推しましたが,このコース上には全く金っ気がありませんでした.

 

望遠で滝が少しだけ確認できました.

 

 

 天気がやや怪しくなってきたので,山頂の戻り,下山を開始しました.ここからは尾根道をそのまま辿り,三角点峰の巻道を通って,峠道に出ました.道のりはもともとあまりなかったのかかなり早く下山できました.

 

 この後,近くのマンガン山によって帰りました.

 

以下はコースマップです.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描いているため縮尺は無視しています.参考程度に.

 

<コースタイム>

鐘ヶ坂登山口――旧鐘ヶ坂峠――三角点――金山

         21分       5分     33分

 

金山――旧鐘ヶ坂峠――登山口

   23分       13分

 

(休憩)32分

 

登り 59分

下り 36分

 

計 1時間35分.

 

 

 

 

 

 


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