やまのぼり
展望デッキからポンポン山方面
星田丘陵
―白峯・菖蒲ヶ滝山・穴虫山・日南山・南谷山・哮ヶ峰―
(再訪)
大阪府交野市星田・私市
昨年の夏以来の訪問です.今回は吊橋を囲む尾根歩きになりました.
いつもどおり,磐船神社の前をとおりお滝の横から入りました.
道沿いはかつての石切場で,道が平坦になるまで何箇所か前を通り過ぎました.付近の転石は黒雲母が若干少ない白っぽい花崗岩で,粒がそろっていて見かけはキレイでした.黒色のホルンフェルスが谷の転石にあって,どこかに接触部があるのだろうと思って谷の山腹を見ながら登っていきましたが,そういうものはありませんでした.黒雲母が多く見られたのは大谷山の南にある鉄塔付近で,風化し真砂土化した表面に黒い雲母がちらほらありました.
道が平坦になって,公衆トイレの前まで来ました.ここが林道の最高地点のようで,あとは下り道になりました.
ここで駅方面との分岐になって,正面の階段を登っていきました.尾根に出て左に取ると小判嶺にいたる.
今回は右にとって,尾根歩きを始めました.
少し背丈のある笹原を登る.風もなく暖かかった.正面がやや明るくなると一つ目の峰でした.
白峯...というらしい.標高は214mとか.木々の間から東方の山並みが望める程度でした.
東方の展望.
白峯から先の尾根を進む.途中いくつか分岐があって,主稜線の踏み跡と同じくらい良く踏まれた道が続いて紛らわしかった.
この先で尾根は鋭角で東に延びる道となった.
痩せ尾根の道となった.
次の峰で分岐となって画像左の方へ下っていった.
一旦は鞍部に下り登り返すと次の峰でした.
菖蒲ヶ滝山...というらしい.標高は219mだそうだ.尾根上の突起であまり目立たない山頂でした.
この先の道は真砂土でズルズル滑る下りでした.少し下るとルートは東西に2つに分かれていて,西側の少し緩そうなルートを取りました.お尻を搗きながら滑らないように樹々に掴まって下りました.
急登の坂の下まで来て振り向いて撮影しました.
短い距離でしたが,足元が真砂土と落ち葉でズルズル滑る上にしっかりしていそうな足場がなかなかありませんでした.
急坂を下り終えてほっとして先に進みました.
2つほど尾根上のコブを越えた先にある分岐.
分岐は鞍部にあってこれの南面に脈性のかなり風化したペグマタイト岩脈があったので観察しました.主に長石からなっていて,雲母や緑泥石などの鉱物はほとんど見られませんでした.風化が激しく脈になっているのを確認するまで,元が何の露頭なのか判別できませんでした.巨晶になっていたのは長石だけのように見えました.
このさき上のの画像の右手の階段を登っていきました.少し登ると尾根でした.ここで一度西方面に進みました.
コブが2つあってその先に山名プレートのある峰がありました.
穴虫山...というらしい.標高は197mあるそうだ.山頂というより尾根上のいくつかあるコブの一つという感じでした.
穴虫山で一旦休憩を摂った.尾根は地形図を見ると高度が急降下しているようで,先ほどの分岐まで戻って,先の踏み跡を辿りました.
水道設備があって,痩せ尾根を進みました.
尾根上のコブをいくつか越えていくと次の峰に着きました.
日南山...というらしい.標高は188mという.気づかなければ通り過ぎてしまいそうな山頂でした.
この先は林道と並走するような尾根道になって途中に2箇所ほどの林道に下れる分岐がありました.ここは一度スルーして,先の尾根道を辿りました.
少し登りが急になって,水道設備の前まできました.尾根はここから北上する感じになりました.
東面が切れ落ちたようになっている痩せ尾根を進み一度下って,再び痩せ尾根を登り返すと.,北面に大展望のある山頂に着きました.
南谷山...というらしい.標高は192mだそうだ.今回一番の好展望に恵まれました.山頂の北端は切れ落ちているものの,足元に注意してしばらく展望を愉しみました.
ここから水道設備のある峰まで戻りました.そのさきの鞍部から林道に降りて,峰道になっている林道を辿りました.
吊橋の手前の切通から再び尾根道に入りました.
一つ明るい小さなコブを越えた先が,今回最後の山となりました.
哮ヶ峰(タケルガミネと読む)....というらしい.標高は187mだそうだ.西面が開けているだけでやや暗い山頂でした.
ここから,再び林道に降りて,林道を磐船神社方面にだらだら歩いて戻りました.
総歩数約10600歩でした.