マンガン鉱物
当ブログに散らばっていた投稿を「マンガン鉱物」というテーマで纏めました.ほかのテーマでもマンガン鉱物の紹介をしていますが,それに漏れたものを少しずつ更新していこうと思っています.
バーネス鉱(Birnessite)
島根県大田市志学 三瓶山鉱山
非売品.
Birnessite バーネス鉱
(Na,Ca)0.5(Mn4+,Mn3+)2O4・1.5H2O 単斜晶系.
顕微鏡シリーズや研磨石シリーズで取り上げられなさそうな鉱物を紹介するために「マンガン鉱物」のテーマを設けました.煤状や皮膜状・粉状のことが多い鉱物で,顕微鏡撮影しても磨っても解りづらそうで,どうしたものかと思っていました.
上の標本は知人からの提供品で,はじめから乾いていたものだそうです.水に濡れているときや水中にある時はヴェルナド鉱(ヴェルナドスキー鉱)だそうで,別鉱物です.細かいものなら指間で擦ると潰れて粉になるものもありました.
白い糸くずみたいなものは植物の根っこで,撮影前に肉眼的なものは取り除いてはいましたが,残っていたらしく映り込んでしまいました.