やまのぼり
蹴上から神明山・大日山・
大文字山を経て鹿ケ谷へ
1
―蹴上~神明山~思案ヶ辻―
京都府京都市山科区・左京区
昨日,書店で「京都一周トレイル」のガイド本を購入した.5・6年前に祖父谷から桟敷ヶ岳―飯盛山―天童山と歩いた時に,天童山山頂に見慣れない道標があった.「京都一周トレイル」という.しばらく放置していたのですが,昨日思い立って購入しました.9月の下旬から12月の上旬までくらいは丹波の山はマツタケ山で入れなくなるので,代替の山域を探していました.
季節がよくなってきたので,手始めに地下鉄東西線の蹴上駅を起点として,大文字山まで歩いてみました.(今回は画像が多いので複数回に分けました)
1番出口から出て,少し下り,疎水のインクラインの下のトンネルを抜けました.
随所にこの標柱があるのでこれに従って登っていきました.
インクライン.鉱山で見るのとは勾配が全く違う.
琵琶湖疎水公園にくるのは小学校の遠足以来でした.
ここからお宮さんの参道になりました.雰囲気の良い細い径が奥に延びていました.
お宮さん.日向大神宮というそうだ.読み方は「ヒュウガ」ではなく「ヒムカイ」と読むらしい.道はその前を直進した.
左回りで思案ヶ辻へ.林道から階段のある山道を登っていきました.
こんな登りが続きました.
尾根に出ると,標柱が,右に行くと伊勢遥拝所があるというので寄ってみました.
伊勢遥拝所への道.
鳥居だけあるここがそうらしい.雑木に囲まれていてお伊勢さんのある方向は全く展望はなかった.
北西側にわずかに展望があり,京見坂方面が見えていました.
遥拝所からの下り.これから登る神明山がちょっとだけ見えていました.
再び標柱のところまで戻ってきました.ここから神明山への登りとなりました.
ここから山頂までは露岩むき出しの急登となりました.
この辺はまだ緩い.白っぽいチャートと砂岩の露頭が続きました.
このあたりから急勾配になりだし,トラロープも設置してありました.
露岩の登りから木の根道のような登りになりました.v
この標柱まで来ると,勾配は緩くなりました.
標柱からはしばらくこんな感じの道が続きました.
次の標柱.山頂は標柱の少し先でした.
標柱の先は大木がひっくり返った株がたくさん見られる道になり,わずかに登ると神明山山頂でした.このあたりは道の表面に細かい石英がちょろちょろ落ちていて,かつて金の産した双ヶ丘の石英脈に酷似していました.
神明山(標高218m).山名プレートが1枚だけある,気を付けて歩いていなければ通り過ぎてしまいそうな山頂でした.展望はほぼありませんでした.
このさきで道は鋭角に右に折れて下り道となりました.
短い間でしたが,急勾配な上ずるずる滑りそうな急坂でした.
ここが思案ヶ辻で,神明山は右の方から,下ってきています.その先は左のほうへ行きました.
その2に続く.
以下は日向大神宮から神明山・思案ヶ辻までのマップです.今回は野帳に記載したものを転載しました.フリーハンドで描いているため縮尺は無視しています参考程度に.