巡検
片山旧坑
滋賀県栗東市荒張
ずいぶん前にサンプルを知人より提供されていて,現場を見ていませんでした.滝めぐりのついでに見てきました.
鶏冠山の入口付近まで道がよくわからず,頓挫していたのですが,ようやくたどり着きました.
林道が九十九折れの坂に差し掛かる少し手前の植林のところから入って,堰堤のすぐ上を確認したところ,ズリでした.
僅かに踏み跡があり,川を渡る.
ズリ.
谷沿いに道らしきものがありまししたが,これを取らず,ズリで取り付けそうなところを探して登っていきました.
上の方に石垣があった.
北手の方に人工物が.
石垣の向うに崩土に埋もれたと思われる坑口が.これの少し上に踏み跡らしき径が見えましたので,樹々に掴まって攀じ登りました.径に出て,南に張り出す尾根を回り込んだところ下の地点にでました.
ここも鉱石が散らばっていました.
道は先に続いていて辿ると,坑口の前に出ました.
坑口.ズリ石に鉱石質の石は少なく,珪岩だらけでした.
フラッシュを焚いて撮影.
坑口に向かって左側にも大きそうな坑口がありましたので,よりました.
左上にも穿った穴が開いていました.
数メートル先で落盤しているようでした.
鉱物は方鉛鉱・黄鉄鉱・黄銅鉱・閃亜鉛鉱・石英・二酸化マンガンの鉱物・菱マンガン鉱・方解石・灰鉄輝石~ヨハンセン輝石系鉱物・ばら輝石などでした.
このあと,滝めぐりに行きました.