たきめぐり
石菖の滝
京都府相楽郡南山城村田山ツルギ
今年に入ってから5回目の山城南部へ,滝めぐりしてきました.月ヶ瀬口駅から下った笹瀬橋の西側に滝があるのをチェックしていました.今回は橋の南詰めから歩きました.
谷の南詰めからダムの方に向かって進みました.左手に一本小さい谷を見て露岩のある尾根を回り込んだ北岸に直瀑がありましたので,対岸から遠望で撮影しました.
木津川の北岸にある直瀑.ほかに紹介されているページも無いようなので,北大河原の小字名を採って「白見の滝」(仮称)としました.南岸から遠望で写しているので,正確な落差は分かりませんが,目測で10mくらいかと.
上の方.はじめは堰堤か何かから落ちているのがと思っていましたが,自然の崖の上を滑っているようで,自然の滝でした.
下の方.雑木に覆われていて,下の方がどうなっているのかは伺えませんでした.
「白見の滝」(仮称)から少し進むと林道のゲートで,その手前に目的の滝がありました.
石菖の滝.見えているのは下の段の滝で,その上に分岐して2つ真ん中に大岩を挟んで中段があり,その上に上段の滝がる複合瀑でした.下の滝で落差が2.5mくらいで,その上に1mくらいの中段の滝,上段の滝はさらに1mくらいで全部で4.5m~5mくらいの滝になっていました.雑木が濃く,全体が見渡せませんでしたが,水量があればそれなりの滝に見えるだろう.
滝の手前から滝の上に登る道が付いていて,「滝の広場へ」とあったので,辿ってみました.
入口.
電柱の横を通り過ぎると石菖の滝の横面を伺うことが出来ました.
横から見るとこんな感じで,複合瀑に見えました.左奥は上段の滝.
滝の上はこんな平坦な谷で水音はするものの滝のような地形はありませんでした.
途中で東岸に渡って,平坦の谷をさらに進みました.
道は川原の中を進むようになり,径の分岐の先に滝がありました.この広い川原が滝の広場のようです.
滝.落差は2mくらいですが.向かって右手の大岩がスラブ状の大岩でこの上に径が続いていました.滝名が分かりませんでしたので,「滝の広場の滝」(仮称)としました.
手前が「滝の広場の滝」(仮称)のスラブ状の大岩で,この先で川を渡りました.
谷を渡って,尾根の鼻を巻いたところで一つ谷に出会い,その谷の出合に小さなナメ滝がありました.
小さなナメ滝.
これより上はさらに平坦な地形になっていて,その先の道標のところで引き返しました.
ここで引き返しました.
このあと下山して次のところへ向かいました.
以下は石菖の滝の周辺図です.「白見の滝」(仮称)と「滝の広場の滝」(仮称)も同載しました.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描いているため縮尺は無視しています.参考程度に.
笹瀬橋から石菖の滝までが,約3分.石菖の滝から滝の広場の滝までが約4分でした.石菖の滝の上は平坦ですが,水量の加減で湿地のようになることもあるようで,長靴などを用意して行ったほうがいいかも.