顕微鏡写真
鉱物の顕微鏡写真140
産地:Hilarion mine, Kamariza mines, Agios Konstantinos, Lavrion mining
district, Lavreotiki, East Attica, Attica, Greece.(非売品).
Mixite ミクサ石
[組成] Bi3+Cu2+6[(OH)3|AsO4]2・3H2O
[結晶] 六方晶系.自形は微細な柱状や針状など.放射状
や球状集合体などになる.柱面に平行な条線が見
られるものもあり.
[色] 淡青色・青緑色・黄緑色・灰緑色・緑青色など.
[光沢] ガラス光沢~絹糸光沢.
[モース硬度] 3~4.
[比重] 3.79~3.83
[条痕] 淡青緑色.
[名称] Anton Mixa(1838-1906)にちなむ.
[原産地] Jáchymov, Karlovy Vary district, Karlovy Vary
region, Czech republic.
ひさびさの更新です.今回はミクサ石にしました.
商品掲示用の写真を撮る練習用に,買い集めていた標本の一つです.定期的にしている掃除に伴って,顕微鏡撮影しました.ビスマスがどこから来るのかはわかりませんが,銅の含水砒酸塩鉱物で,二次帯にできる鉱物の一つです.
標本の全体はこんな感じで.褐色の褐鉄鉱のような部分が母岩になっていました.
六角柱状になっていそうなやや大きめの集合を探して撮影したのですが,かなり小さいらしく,写ってくれませんでした.手持ちの双眼顕微鏡ではこれが限界でした.周囲の鉱物はオリーブ銅鉱や孔雀石などらしいのですが,粒が小さいので判別しませんでした.
国産の標本ですが,以前までは栃木県日光鉱山晃盛坑の標本を持っていたのですが,行方不明になっていました.