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神河川不動の滝 三重県津市八知奥出

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滝めぐり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神河川 不動の滝

三重県津市八知奥出 神河川

 

 

 前回の続きです.

 

 黒渕の滝を辞して,県道39号(青山美杉線)を南下しました.交互通行の狭い路地を登っていき,桜峠の手前まできました.分岐になっていて,右は尼ヶ岳の登山口へ行くようでした.左は桜峠に至るのですが,さらに道幅が狭くなって,対向車が来ないかハラハラしながら,登っていくと植林内の暗い桜峠の十字路に出ました.県道755号との交差点で,直進の狭い道を取りました.尾根に張り出すヘアピンカーブを越え,谷を2つ跨いだ左手に小振りな滝が一つありました.道幅が狭小で写真を撮っている間もなく,通過しました.道は谷の南岸を通っていたのが,北岸に渡ると,少し明るくなり在所があったと思われる石垣が随所に見られました.古い地図に「谷中」とあった.その少し先で再び南岸に渡り,奥出の在所の方へ下っていきました.道が北岸に渡る少し手前に,手持ちの地図に「不動の滝」と書き込んでいたので,寄ってみました.

 事前の情報では県道の脇にお不動さんの石碑か仏像か何かがあって,目印になるようなことがありましたが,大水で無くなったのか台座だけで,滝もその足元に見えるはずでしたが,ヤブに覆われて一部しか拝めませんでした.

 

神河川 不動の滝.落差は5mという.花崗岩質の巨岩の割れ目を滑り落ちるような滝でした.もう少し近くから見ようと思って,台座の裏手の急斜面を途中まで下ってみました.

 

 

近くから撮影.急勾配な上足元が悪いため,杉の木の寄りかかって撮影しました.

 

上流側はこんな感じの渓流が続いていました.

 

 

 不動の滝から下流へ数十メートル下ったところにも小さな滝がありました.

不動の滝の下にあった小さな滝.落差は2~3mってところだろう.こちらは県道から遮るものがあまり無く,拝めました.

 

滝の拡大.こちらも花崗岩質の巨岩の間の滝でした.

 

 

 このあと,雲出川沿いの露頭をいくつかめぐりました.ペグマタイト質長石を稼業した現場がいくつかありましたが,谷の奥などに入ってみる余裕はなく,露頭のありそうな河原などで,観察しました.脈性はいくつかありましたが,単に長石だけのものがあって,そこに少しだけ変種ジルコンのような鉱物がありました.白雲母を伴う長石の割れ目に,茶褐色の微細な鉱物がついていて,これは菱鉄鉱でした.帰り際にも何箇所かよって終わりにしました.

 

 

以下は,神河川 不動の滝付近の図です.いつも通りペイントを使用してフリーハンドで描いているため,縮尺は無視しています.参考程度に.


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